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ドラマ「対岸の家事」第1話ネタバレと感想

専業主婦の1日は独り言で出来ている

詩穂(多部未華子)は夫の虎朗(一ノ瀬ワタル)と0歳の娘である苺(永井花奈)と暮らす専業主婦。

かわいい娘と過ごす時間は幸せだけど、誰か大人と話したい!

詩穂は勇気を出して近所の子育て支援センターへ。

そこで話しかけてくれたのが、長野礼子(江口のりこ)だった。

しかし、専業主婦の詩穂と会社員の礼子では、話が噛み合わずギクシャクしてしまう。

詩穂はその場に馴染めないまま、帰りの時間に。

そこで礼子が他のママたちへ詩穂のことを「この街じゃ(専業主婦は)絶滅危惧種だよね。」と話しているのを偶然聞いてしまう。

偶然苺が泣き出してしまい、礼子は今の会話を詩穂に聞かれていたことに気が付いてハッとする。

 

shisei
shisei
こういう場面ってほんとにありそう。

 

篤正ベランダ救出事件

なんとその後、礼子は偶然にも詩穂の隣に引っ越してきた。

しかし特に進展もなく、2年の月日が経過。

ある日、ひょんなことから礼子の長男である篤正が1人でベランダで遊んでいるのを発見した詩穂。詩穂は自分の部屋からベランダを乗り越え、篤正を救出。

それをきっかけに会話をした2人。

礼子は仕事を早退し、長女を小児科に連れていくところだった。

「子どもを病院に連れていくことは世間から見たら仕事じゃない。仕事は会社でするもの。会社を休んでいたらその人は働いていない。休んでいるっていう風に世間は思う。」

 

shisei
shisei
礼子の言葉がとても刺さりました。育児をしながら仕事も職場の人間関係も両立していくってどんなに大変だろう。

 

小児科から帰宅した礼子の現実

・「明日の朝までにチェックして下さい。」と部下から仕事のメールが届く。

・夫から「今日会社に泊まりかも。」と急にメールが届く。

・子どものご飯、お風呂、寝かしつけ、その後に仕事の資料確認。

「専業主婦より私の方が大変、私の方が頑張ってる。」

「大丈夫、私はどっちも完璧にできる。」

しかし限界を迎えた礼子は子どもたちを怒鳴ってしまい、泣く子どもたち。

温めていたカレーを電子レンジから取り出すも、熱くて落としてしまい、壁に飛び散る追い討ち。

 

shisei
shisei
礼子の立場だったら自分もこうなる気しかしなくて、リアルで観ていて泣きそうになりました。

 

詩穂と礼子の対比

詩穂

・私は2つのことが同時に出来ない。だから家族の時間を大事にしようと専業主婦を選んだ。

・専業主婦を選んだのは私。これは自分が選んだ道。

なのにどうしてこんなに辛いんだろう…。

礼子

・朝から子どもの登園準備に家事に追われる日々。専業主婦は気楽で良いな。

・仕事も家事も諦めない。これは自分が選んだ道。

でもどうしてこんなに苦しいんだろう…。

 

同じ「怖い」気持ちを抱えていた2人

詩穂

・1日娘といると社会から取り残された気がして怖かった。

・でもこの道を選んだのは私だから寂しいなんて言っちゃいけないと思っていた。

礼子

・家事なんて仕事の片手間で出来ると思っていたけど出来なかった。

・「あの時」の発言を詩穂に謝ることで、仕事も家事も両立すると決めた自分の選択肢が間違っていると認めてしまうような気がしていた。

怖かったのは私だけじゃなかったんだ…。

 

shisei
shisei
選んだ道は違うのに同じ「怖い」気持ちを抱えていた2人が思いを伝え合うことで、打ち解けるシーンが印象的でした。

 

1話を観た私の感想

CMの予告で気になって、あらすじもあまり知らないママ見始めたけど、結婚や出産、子育てについて考えている世代の私には、思いのほか刺さりました。

次回予告では、突然でディーンフジオカさんが登場して驚き。

初っ端から感じの悪い雰囲気でしたが、詩穂とどう関わっていくのか楽しみです。

 

 

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